もくじ
KEIPEのキックオフは目線を合わせるための大切なイベント
ユカ
キックオフという名前になったのがいつか定かではないんだけど、もともと経営報告会という名目で創業当時から開催していました。日々の業務だけを追っているとどうしても目線が足元になって、なんで働いているのか?という目的を忘れちゃいますよね。会社のビジョンを改めて確認し、経営状況を伝えるという目的で始まったのが経営報告会でした。
私もそうだった経験があるけど、普通に企業で働く場合って、多くの人が会社のビジョンとか理念ってなかなか知らなかったり、すぐには言えないと思うんです。
KEIPEでは、何のために自分たちが仕事してるのか、個々がKEIPEで働きたいと思った「目的」に立ち返ることや、会社との共感接点を見失わないことを大事にしています。全社員で同じ目標を見て仕事したいっていう気持ちがキックオフに現れていますよね。
はーちゃん
キックオフはいろいろな場所で働いている従業員が一同に会して、会社の経営方針や現状などをみんなで認識して明日からの新しい期を頑張るぞ!みたいな会だと理解しています。過去に開催したときは、各事業部長がお取引先に直接声をかけて、〇月〇日にキックオフを開催するというのを伝えて来賓にも来てもらっていました。
ただ前回の開催から、そもそもキックオフは何のためにやるのかなと考えていたところはあります。社内の意識を統一するのであれば、来賓を呼ばずに内側に集中するのもいいかなと思ったんです!
はーちゃん
管理部からKEIPEの就労支援事業部などの様子を見ていて、私自身も課題だなって思うところがあるんですけど、他人を気にしちゃう人が多いなと思ったんです。例えば、人は仕事がなくなったらどうしようみたいな漠然とした不安を抱いてしまいがちです。私はそういう不安を抱えたときに、今の自分に集中しようって思ってるんですよ笑 自分に集中したらその悩みはちょっと解消するんじゃないかなって正直思っています。
また会社で働いていると、現場の人と事業部長だと入ってくる情報量は違うじゃないですか。一部の情報で勝手に妄想してしまって、みんなの意識がバラバラになっている気がして、同じ方向を向くために自分に集中してほしいと思いました。
そして、会社は第8期っていう新しい地に向けて、今までの体制を作り変えていこうとしてる最中です。代表の侑馬さんが「原点回帰をしたい」とよく言っていました。ここで来賓を呼んでしまうと、ピシッとした服を着ようなど意識も外側に行ってしまうので、自分ごとにできなくなってしまうなと思い、内側を向いていこうということになりました。
はーちゃん
そうですね!個人的にはやっぱり自分ごとにしてほしかったというのは大きいです。今回は講演が入ってなかったのも、インプットだけで満足してほしくないという思いがありました。人の話を聞くことはとても有益ですが、じゃあ自分はどうするのかっていうのを一人ひとり自問自答するまでをしてほしいと思っていました。
もちろんテーマと関連した話題であれば、講演を依頼したのですが、ただ話を聞くだけだともったいないなとも思ったんです……。いろいろ考えると、もう最初から講演・来賓もなく、自分にとことん集中する機会にしたいと思いました。ちょっと強気な感じですけど笑
とは言っても、講演の約束があるのであれば、プログラムに入れようと思っていました。結果的に入ってこなかったので、講演なしの内側に特化したキックオフになりましたね。
はーちゃん
今回はもうしつこいくらい、考えてもらいました!笑
自分ごとにしてほしい。コンセプト決定までの葛藤
はーちゃん
事前にこの質問を見たときに、そんなに立派な理由ないけどなーって正直思いました!笑
リーダーになった経緯は、入社まもなく4月開催のキックオフのミーティングに参加したときに「次は、はーちゃんにお願いするね」と声をかけられたことです。昔イベント運営会社で働いていた経験もあったので、声がかかったときはなんか面白そうだなって思いました。やったことないのに笑
4月のキックオフのときのリーダーのやり方を見させてもらって、勉強しようと思っていたのですが、なんかいざ自分がなると「えー、マジでやるの」みたいに思ったのを覚えてます笑
9月キックオフの準備のときに、私がリーダーをやることをみんな忘れていてほしいなと思ったのですが、ダメでしたね。みんなしっかり覚えていました!
はーちゃん
生産活動を止めるんだから、価値ある時間にしなきゃいけないとは最初から思っていました。先ほどと重なりますが、悩みと向き合う一つの手段として、自分ごとにするっていうのを知ってほしいなと思いました。来た人に自分ごとにしてほしいから、キックオフが成功するように頑張ろう!みたいな。
はーちゃん
そうですね。KEIPEは指示待ちとかより、自分で積極的にやっていく姿勢っていうのは求められていますよね。
はーちゃん
キックオフのコンセプトは「忘れられない一日 ~わたしにとっての運命の日〜」です。表には出ていないですが、管理部のメンバーはこれを念頭にプログラムが合っているか検討していきました。
それぞれが何かを持ち帰ってもらって、次の日の業務に活かしてもらいたいなとはすごく考えていました!ただの会社のイベントで社長の話を聞くだけの会だとは思ってほしくなかったので、こういうコンセプトになっております。
はーちゃん
9月2日に開催が決定して、初回のキックオフミーティングは5月末にやりました。正直これもちょっと遅いんですけど……笑 5月28日に最初のミーティングがあって、コンセプトにある「運命の日」が出てくるのが、7月30日でした。最終的にコンセプトが決まったのは、8月ですね……笑
はーちゃん
本当に切羽詰まった感じでした笑 リーダーがこんなだから決まらないのかなと思ったり……みんなの総意を得るのは難しいなと思いました。
はーちゃん
今回のキックオフは8期の始まりでもあります。なので、スローガンを決めるという作業を同時進行でやっていきました。今までは公募をして、40個集まったところから10個に絞ってというのを管理部で担当していました。
ただ今回は管理部で操作せず、すべてアンケートでスローガンの候補を絞っていったんです。アンケートで集めていたので、答えてくれない人や途中で回答をやめる人などいたんですが、そこはしつこく!笑 答えてって言って集めていきました。「アンケート答えてってすごい言われるね」というツッコミをもらったぐらいです笑
それくらい自分ごとにしてほしかったという思いがあります。
はーちゃん
総括といえば総括ですが、個人的にはコンセプトを決めるまでの舵取り役って感じだと思います。キックオフの準備はすべてコンセプトにかかっていると思うんですよね。もうコンセプトが固まりさえすれば、あとはやることは決まってくるので。コンセプトのハンドリングをすることに結構集中していましたね。
開催日が迫っているのに、コンセプトがなかなか決まらなくて焦っていました。
はーちゃん
どういう風にまとめたんだろう?笑 過去の議事録を見てもすごい意見が割れてるんですよ。企画をしてたメンバーは多分6〜7人くらいいるんですけど、最後まで決まり切らなくて。最終的に私と事業部長2人で、議論して決めましょうという場面もありました。
7人全員で決めなければいけないと思い込んでいたので、私に任せてもらえたというのは新しい学びでした。意見をみんなが出し切ってくれたからこその結果なのかなと思います。
あと議論を進めていくうえで、目的をしっかり持っておくことは大事だなと思いました。みんなその人なりのロジックを持って意見を言ってくれています。なのでぼーっと聞いていると「そうだよね」って流されてしまうんですよね。軸をぶらさずに握っておくことは大切だなと思います。
はーちゃん
大きな議論が出てきたのは、社員の成果発表でした。私の中ではコンセプトから考えてなしの方向だったんですが、ほかの人は設けたほうがいいとか、別の形で時間を作ろうとかさまざまでした。結局は設けなかったんですが、プログラムを決めるうえでもコンセプトは一つの指標になるくらいなので、きちんと決めないとなと思います。
1つのプログラムを入れるかどうかは正解がないものだけれど、時間が迫っているので答えを出さなければいけない。ここは準備期間の中でも大変な部分でした。
裏にはこういうことがあったんです笑
忙しい中にも、良い発見があった1日
はーちゃん
当日は周りを見て動くことが多かったので、感想という感想はあまり出てこないのですが……笑 結構タイムキーパーみたいなポジションで動いていたので、全体の進行の様子を見ながらここは削ろうとかいろいろ考えていました。ちゃんと想定通りにできるかどうか心配していた感じはありますね笑
スローガンを決めるときにみんなの様子を少し見たのですが、結構みなさんペンが動いている印象だったので、 そこはよかったなと思いました。自分の中で考えてくれてるな、と感じられたところです。
はーちゃん
とにかく実際にやってみて非常に大変でした。コンセプト1つ取っても、すごく細かい議論があります。初めて参加したときも運営にはいましたが、想像以上に大変で考えることがたくさんあるなと思いました。
はーちゃん
司会や発表をする皆さんが本番に強かったことです。司会の台本は私が過去のものを参考に文章を作って、司会の人と事前に読み合わせをして本番を迎えるといった流れで進めるのですが、すんなりみんなできるんです。多分私が心配しすぎてたのかな。
普段もたまに感じますが、こっちが必要以上に整えなくても、皆さんに任せればちゃんとうまくいくということを改めて感じました。普通にできるよね。そうだよねみたいな笑
キックオフを終えて、来た人は自分ごとにしてくれたのかという疑問
はーちゃん
先ほどは自分ごとにして考えてもらってたと言ったのですが、コンセプトをもとに100%達成できたかと言われると力及ばずだったかなと思います。生産活動をストップして開催していることなので、会社にも個人にも良い影響があればいいなという思いがあります。そこの思いが伝わったかというと、まだ納得できてない感じです。
はーちゃん
自分の感覚として、一人ひとり来させられてるんじゃなくて、選んで来ているということを知ってほしかったです。キックオフは休もうと思えば、休めるわけで。それぞれが選んで来ていることを伝えきれたかというと、もっとできることあったよなと思いますね……。
はーちゃん
この話と関連するかわかりませんが、キックオフをプロジェクト化したいなと思います。管理部の仕事から手放せるかなと思うんです。やりたくないという意味ではなく。特にコンセプト決めは、今まで管理部の目線でアンケートを取ってやってきました。
ただ立場が変われば、目線も全然違いますよね。プロジェクトにしていろいろな視点の人が入るとより良くなるのではないかと思います。今回歌を歌いたいとか、誰々さんの誕生日会をしたいとかいろんな意見をもらったんですよ。コンセプトに合わないので、お断りする結果になってしまったのですが……。
なので、逆に意見を出してくれた人たちが主催メンバーになるのもいいかなと思います。こういうコンセプトだから、今回は歌を歌いますってなったらそれでいいと思うんです。コンセプトに沿って運営できるのであれば、管理部でなくてもいいと思います。
結構強気な意見かもしれないです笑 他の管理部の人の意見はわからないですけど。
はーちゃん
そうですね、そんな感じです。自分が選んだ会社の今後の方針を伝えられる大事なタイミングなので、部署・社員・アルバイト関係なく主催者ですよっていうのをやりたいです。
はーちゃん
今回表彰というコーナーがあったのですが、管理部内で話してたときはコンセプトに沿ってなしという結論が出ていました。ただ決定事項として途中から表彰をするという流れになり、ここは運営チームの最善の意見を前面に出してもよかったのかなと思います。
ただ、みんなのモチベーションアップにつながるコーナーになったので、結果的にやってよかったとも思っています。
はーちゃん
そうそう。意見が集まってくるのは、KEIPEっぽいなと思います。義務ではないのに、自然に集まってくるのは大きな特色ですよね。
管理部 総務・労務担当 はーちゃん
入社して1年、総務・労務担当として日々奮闘中!
読書と音楽が大好きです!
広報担当 ユカ
甲府に移住して4年目。
心身ともに子連れに優しい店が必要!という想いでMARLU SOUPを立ち上げたり、KEIPEの掲げる「誰もがそこにいていい社会」に向けて広報や、甲府まちなかの取り組みにも参画しながら、ゆるく生きています。2児(もうすぐ3児)の育児に大奮闘中。