一緒に未来を創る仲間づくりーKEIPEの採用・インターンの考え方ー

「地域の課題を可能性に変える」をコンセプトに、これまでさまざまなチャレンジを行ってきたKEIPE。それらのチャレンジを通して行き着いたのは「人づくり」の大切さでした。

いい人が育ち、いいリーダーが生まれ、いい事業を起こすことで、きっとその地域は良くなる。地域を超えて社会が良くなる。そんな循環を起こすために、これまで大切にしてきたKEIPEの人づくり。

そのひとつの手段である採用について、代表赤池侑馬(以下、侑馬)と新卒採用担当の後藤大地(以下、大地)に、これまでの採用でのチャレンジと新たな取り組み、その想いについて伺いました!



もくじ

KEIPEの採用のこれまで-新卒社員が採用担当に!?

ー採用も人づくりにおいてすごく重要な入口になると思うのですが、KEIPEの採用、特に「新卒採用」のこれまでを聞かせてください。

侑馬

創業して4年目くらいまでは新卒の採用はしていなくて、中途の採用を主にやっていたんです。でもKEIPEのビジョンに紐づいた採用ってなかなかできていなくて。新卒採用もやっていくことで、「新卒が入ってくるからこういう会社にしよう」っていう意識も会社全体で高まるんじゃないかと思いました。自分たちの在り方や仕事にもう一度向き合ったり、大事にしたいことに立ち返ったりするのではないかと思ったんです。

2021年から新卒採用を始めて、結果的に当時新卒で入社した社員たちが製造工場の立ち上げやECサイトのマーケティング責任者を担っているなど、今、会社の中心で活躍しています。

大地

僕は2023年卒で、新卒で入社しました。それで、入社したその年の7月から、新卒採用チームに入らせてもらいました。

-早いですね!

大地

早かったですね。(笑)

侑馬

大地は学生の時からキャリア支援に興味があったんだよね。

大地

内定者の頃から、キャリアについて考えるための学生向けイベントとか勉強会とかを運営してたんです。学生の頃に塾の講師をやってたんですけど、教科を教えるより進路指導の相談とかのほうが好きだったんですよね。あと、学生と大人が出会う場を作ったりして。人と人をつなぐことが楽しかったし、いろいろな人との出会いの中で、多様なキャリアがあるのも実感しました。

それもあって、KEIPEでも内定期間から採用イベントのお手伝いをしたりしていたんですよね。キャリアに悩んでいる学生と話をしながら、人生の選択を手伝うことに興味がわいてきたんです。

侑馬

KEIPEが成長するにつれて新卒採用も強化したいと思っていたところだったので、大地のそういう活動とか採用への関心とかも踏まえて、1年目はオブザーブ的に新卒採用の担当に入ってもらいました。

大地

そうですね。僕がガッツリ選考フローを伴走して採用まで至ったのは25卒からです。彼らとはこれまでの人生や、想い描いている未来まで深く対話を重ねて、そのうえでKEIPEへの入社に至っているんです。だからこそ採用する重みを感じましたね。25卒の社員に対しては思い入れありすぎて……。新卒の研修で僕泣きましたもん。(笑)

対話を重ねた25卒の社員。入社式での1枚。

共感接点を探して相手と信頼関係をつくる-KEIPEの選考フロー

ー新卒採用にも特別な思いがあるKEIPEですが、どんな選考フローなんですか?

大地

応募してくれた学生と、自分がどうありたいか探求することから始まります。そしてKEIPEでこういう自分になりたい、こういう未来を作りたいと言えるまで対話を重ねていくんです。それらを言葉にして語ることができるようにして、最終面談の侑馬さんに送り出します。

-新卒の選考フローって、志望動機を聞いたり強みを聞いたりして、それで会社側が吟味して合否を出すっていうイメージだったんですけど、KEIPEの場合は自分について、KEIPEとの未来についてを語れるように深堀していくんですね。

大地

そうですね。採用のプロセスの中で、一緒に育っていく感覚があります。学生の成長がまざまざと見えることはもちろんですが、自分自身もたくさんの気づきや成長のタネをもらっている感覚です。

侑馬

選考フロー自体が「自分と向き合うこと」を大切にしているよね。企業が持っている価値観はこれです、って出されたときに、自分の価値観とか自分が大切にしたいことがわかってないと、自分と企業との共感接点を作ることってすごく難しい。

人ってそれぞれ価値観があるから、KEIPEのどの側面に共感できる接点があるのかを探していってもらうことが大事だなって思っています。

―私の就活を振り返ると……。応募した企業を調べて、志望動機をその企業に合うように書いたり。自分の価値観が何かというより「企業に寄せていく」ことをしていました。

大地

採用って恋愛と一緒だよねっていう話をよくしています。自分はアウトドア好きじゃないのに、相手がアウトドア大好きで、年中キャンプ行く人だとして。無理してそこについていこうとするのって、お互い良い関係を長く続けていくにはどこか限界があるじゃないですか。

会社も組織として大事にしたい文化や実現したい世界観を持っているし、どれだけ能力が高くて賢い人だったとしても、この1人のために会社を大きく方向転換したり、文化を書き換えたりすることは難しいんですよね。なので、それぞれ大切なものを守りながら共感接点を探していくことが必要だなって思います。

ー学生と目線の高さが同じなんですね!

大地

僕ら採用担当では、落とす・受かるというやり取りはしてないんです。お見合いだと思ってます。KEIPEと学生が思い描いている未来を出し合って、重なる部分を探したり、違う部分を見つけたり。学生とKEIPEの双方が納得したうえでお見送りになる場合もあります。

共感できる接点を見つけるのに、企業が上でもないし、学生がお客様でもなく、あくまで一緒に未来を創ろうという立場だと思ってます。なので、面接という言葉は使わず「面談」と言っています。うちは学歴も関係ないし、SPIもないですしね。

侑馬

KEIPEの選考は信頼関係の構築なのかもしれないですね。会社を売り込んで納得させる行為じゃないんです。こちら側がまず自己開示をする、そのうえで相互理解をしていくのがKEIPEなりの信頼関係作りだと思っています。学生って自分の可能性に十分気づいていると思うけど、僕たちからしたらもっと可能性があるように見える。選考フローという枠組みを通じて、目の前のその人が持つ可能性をとことん探求し、その人が持つ可能性をどうやったら最大化できるのか、KEIPEだったらどんなふうに花開くのかを一緒に考えるのが、KEIPEの採用なのかもしれないですね。

大地

その通りですね。選考フローの中、わずか2ヶ月のなかで10回近くお会いしますね。

侑馬

寄り添い方が半端ないよね。(笑)パーソナルコーチみたいな感じ。KEIPEの採用担当って採用する人じゃなくて最終面談まで伴走する人。ジャッジはしないで、絶対採用させるまで、可能性を伸ばす担当という感じですね。

大地

KEIPEに入る・入らないではなく、KEIPEだからこそ渡すことができるものを、渡して、少しでもより良い人生を歩んでほしいんです。KEIPEに出会ってよかったって思ってほしいんですよね。

侑馬

選考自体も人づくりのチャンスだと思ってますし、選考で関わる人の「運命の人」になってほしいし、なりたいです。

新たに始まるインターン、未来を一緒につくる人づくりのきっかけ

ー今年の採用からは大地君が完全にオーナーになるとのことですが、今年の採用のテーマがもう決まっているとか…?

大地

今年の採用のテーマはずばり「主人公」です。I am KEIPE!と胸を張って言える主人公にまず今いる社員がなること、そのうえで次の主人公に火を灯せる人になろうという意味を込めてます。

侑馬

採用って繕えるし、繕ってしまいがちじゃないですか。学生だけでなく会社としてもやっぱりいいところを見てもらいたくなっちゃう。でも、KEIPEでは日々の在り方が結果的に染み出てくる採用をしてほしいなと。だからこそ自分の目の前のことをやりきって、喜びをシェアできるような採用ができたら良いなと思ってます。

ー今年からはインターンも始まるんですよね!どんな背景で始めようと思ったんですか?

大地

大地:新卒の採用活動って、小さな枠で動いているなって思ったんですよね。就活が始まる3年生以降の学生としか関われない。でももっと広くKEIPEに関わりながら、自分を探求してほしいと思ったんです。インターンであれば1、2年生とも関われるんですよね。関わる人が増えて、その人の人生が豊かになったらすごくうれしいし、山梨で働きたいって思う人が増えたらいいなって思っています。社員の成長の起爆剤にもなると思いますし。

侑馬

あと、去年は東京の採用のイベントにいくつか出たんですけど、フラれまくったんですよ。(笑)そこで感じたのが、山梨やKEIPEに縁もゆかりもない人と採用イベントで出会ってKEIPEに連れてこようとしているけど、これってなんか気持ち悪いなってことでした。でも山梨に縁があってこの地域に住んでいる学生とか、採用とは関係なくKEIPEに興味を持ってくれた人とか、もっと地域やKEIPEに接点のある人とつながりたいと思ったんですよね。県外に出ていっても、山梨にも良い会社があるんだって知ってもらいたい。彼らに故郷に帰ってくる選択肢ができればうれしいです。人材が地域を作る。僕たちもその責任を果たせたら良いなと思っています。

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ーインターンが目指すところってどこなんでしょう?

侑馬

KEIPEのインターンは、採用ありきのインターンではないんです。企業への就職を考えていない学生とか。例えば教員を目指している人が来てKEIPEでいろんなことを感じて、それを教員としての人生に生かしてくれてもいい。他社に一歩踏み出すきっかけにしてくれてもいい。インターンでKEIPEの仲間として一緒に働く中で、自分の人生を豊かにしてほしい、そんな感覚ですね。

大地

僕もそんなインターンがあったら参加したかったなー。(笑)

-採用もインターンも人づくりに紐づいているんですね。

侑馬

そもそも採用って仲間づくりなんですよね。KEIPEの中の人とか外の人とか関係なく、もっといい未来を創っていこうっていう気持ちになれる仲間を作っていく感じなんですよね。

それは採用だけでなく、すべてのことがそこにつながっているんです。いろんな仲間と関われるのが楽しいし、ありがたいんですよね。

-たぶん今後もきっとKEIPEがいろいろな手段を使って仲間づくりをしていくんでしょうね。その中でリーダーが生まれたり、事業が生まれたり……いろんな化学変化が起こっていくんだろうなって思います。

大地

間違いないですね。
KEIPEに入社してもらいたいという想いはもちろんあります。
でもそれ以上に、地域を創る1人の大人として、目の前の学生に本気で向き合えるKEIPEでありたいです。
KEIPEだからこそ伝えられることを学生へのGIFTとしてアツく、大切に伝え続ける。
それがKEIPEに出逢ってくれたことへの感謝であり、KEIPEの「人づくり」の原点です。

今年もいろんな挑戦をします。
だからこそこれまで出逢ったことのないような方にもお会いできることがとっても楽しみです!

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