


MARLU SOUPの歴史
2022年6月 「MARLU SOUP」 グランドオープン。
赤ちゃん連れも気兼ねなく来店できる、“じぶんを大切にする”がコンセプトのスープ屋として、選べるスープランチをメインに平日のみ営業。
2025年9月 「MARLU SOUPとDELI 」リニューアルオープン
なんで手伝ってくれたの?
ひな
こういうご近所の関係性から、まさか一緒にやってくれる仲間になるなんて!笑
よく見かけるようなパターンではないですよね。
かおる
そうそうそう、おかしいかな!?やっぱり、おかしいよね!?笑
ひな
いやいや!かおるさんが一緒にお店を創ってくれるのは、すごくありがたいんですよ!
かおる
私が手伝うようになったのは、前のMARLUのとき。MARLUのオープン当初から、同じビルの1階にある私の店に遊びによく来てくれたよね。こんなおばちゃんと仲良くしてくれて嬉しかったの。いつだったか、みんな子育てが大変で、スタッフが欠けちゃったときがあったんだよね。それで、「手伝うよ!」って笑
普段から、ゆかちゃんには困ったらいつでも声かけてよ!って言ってたのもあって。
ゆか
もしかしたら、こういうのって普通は気持ちだけ受け取って頼らないものかもしれないんだけど……本気にして頼りました笑
一同笑
かおる
そうそう、それが嬉しかったんだよ!
でもまわりから「え?なんで手伝ってるの?」って言われたことがあって、私のやってることって常識から考えたら間違えてるのか?って葛藤はちょっとあった。私自身は、みんなが助けが必要なときに「かおるさーん!」って来てくれて、自分の店をちょっと空けても「はいよっ」て行くのが、すごく楽しかったんだよね。
ひな
常識とか慣例ってやっぱりあるけど、そういう普通をぶっ壊して笑、地域のみんなで街作って行こうよとか、助け合っていこうよってところがMARLUはすごくいいところだなと思って、今店長になってるんです。
※日向は社内の公募で立候補してMARLUの運営に入りました。
かおる
1回えいやっと手伝ってみたら、そのあと2回、3回と声をかけてくれて。やるうちに「あ、こういう形で助けに入ってもいいのかもな」って。私にとってもすごく楽しい時間を過ごさせてもらいました!

ゆか
かおるさんは元々飲食の大繁盛店で働いてた経験値があって、お手伝いしてくれたっていうのもあるよね。
かおる
あるある。私の今までの歩みは、飲食に関わることが多くて、友達と一緒にお店をやろうって思っていた時期もありました。でも色々あって実現できなかったんですね。それで、この人生で最後に何かをやろうというときに、1番好きなカゴ屋さんを始めました。カゴ屋さんの時間も大好き。場所も好き。なんだけど、やっぱりのんびりしてる自分がちょっと嫌で。この時間を求めてたくせに、いざ開くと、お客さんも毎日入れ替わり立ち替わり来るわけではないし。そういうときにね、やっぱりチャキチャキ働きたくなるんですよ。
のんびりお店屋さんをやるより、ホールでチャキチャキ動く方が性に合ってるんだと思う笑
ゆか
うんうん、似合ってる。
上の世代がいてくれる安心感
ゆか
実際、助っ人じゃなくてスタッフとして入ってみてなにか変化ありますか?
かおる
1番にこの可愛いお店におばちゃんでいいのか?っていうのはすごく感じてる笑
ひな
え〜〜!大丈夫!この前、娘が来たときに、かおるさんたちみて「可愛いかった〜!」って言ってました。笑 すてきだなって思いますよ。
かおる
そうかな、自分でいいのかな〜って思うこともあるんだよ。でも楽しいんだよね〜笑
ゆか
ひなちゃんとも共有している想いだけど、やっぱり子育てしてるお母さんが、悲しかったり、寂しかったりしない世界を目指したいってのが一番にあって。で、それを支えるには多分、今大変なお母さんたちで団結するだけじゃなくて、世代をつないでいかないとって思ってるんですよ。
上の世代の人からは、安心感とか、こうやってきたよっていう経験値や知恵をもらって、これから子育てするような下の世代ともちゃんとつながって、そのコミュニティを見せていかないと、結局みんな私みたいによく分からず子育てスタートして悩む、ってことになってしまうんじゃないかな……と感じてて。
ひな
MARLUのスタッフに、こういう上の世代の方がいてくれるってすごい価値があるよね。
ただ共感するってだけじゃなくて、その先の安心感と大丈夫だ!みたいなどっしり感がある。お店に来て、よし!って次の何かに向けての元気を持ち帰ってもらいたくて。かおるさんみたいな人が増えていくといいなって思ってる。
かおる
いや〜もう、おばちゃん働くで!って感じ笑
若い子がだめとかじゃないよ、でも目の付け所は絶対違うんだよね。そこも通ってきたっていう経験値があるからね。
ひな
かおるさんとみどりさん(かおるさんのお友達スタッフ)がお店に立っているときの安定感はすごいもんね。この2人すごい。

2人の勤務
みんなで子育て。さらに地域に開かれたお店へ
かおる
昨日、最後に来てくれたお母さんが3時過ぎにおしろらんど※から来て。で、「ちょっと休憩したいです。遊んできて疲れちゃって」って言って話をしてくれてね。なんか旦那さんの転勤で、山梨に来て間もないみたいで。
で、抱っこしてもいいですか?って私たちが声かけたらさ、やっぱり普段お母さん以外に抱っこしてくれる人がいないんだって。
だから、「いっぱい抱っこしてください」って言ってくれたんだけど。
こういう方がいるんだ!ていうのを目の当たりにして、本当にこの場が必要じゃん!ってすごく思ったんだよね。
ひな
そうそう、ゆかちゃんもだけど、私も県外から移住で来たから同じような孤立の経験を経てきてて。子育て支援センターは行ったけど、こういう場はなかったんだよね。だから、必要な人にはできるだけ声かけしたり、ゆっくり食べられるように抱っこしたいな〜と思ってる。
ゆか
同じ子育てハードな渦中の母同士で共感するのも大事だけど、きっとひなちゃんみたいな少し先輩や、かおるさんたちの世代と話せることでみんな安心すると思う。この甲府駅あたりは転勤で来た方も多いし、山梨につながりを持っていない人も、気兼ねなく拠り所にしてほしいな〜。
かおる
ね。さっきの方は、夕方ここに来て、お話ししてお茶飲んで、夕飯のおかずを買って行ってくれたんだよ〜、まさにひなちゃんがやりたかったことだよね。
ひな
嬉しい〜!それをしたかった!笑
リニューアルで、DELIをやりたい!と思ったのはまさにこれで。やっぱりみんな時間がないじゃないですか。お客さんでもこの前「お母さんってこんなにやることあるんですね」って話してくれた方がいたんだけど、本当にみんな忙しい中がんばってる。だから帰って、すぐに食べられる1品あるだけで、すこし心のゆとりが生まれたり、上の子の宿題を見たりってことも焦らずできる。
私も、出来あいのおかずには大分助けられて子育てしてきたけど、これがスーパーのお惣菜ではなくて、利用するお母さんや子供たちを想って作ったおかずっていうのがすごくいいよね。
かおる
おばちゃんってのもいいんだよな!笑 私たちだっておばちゃんが作ってると買いたくなるもん笑

ゆか
あと、リニューアルでよかったことといえば、男のひとも満足できるボリュームになったよね。
ひな
そうだね。この前近くの工事現場の方もふらっと来てくれてて嬉しかった!
赤ちゃんももちろんウェルカムだし、子連れじゃなくても気兼ねなく来られる雰囲気を試行錯誤したいな。
会社の人も商談だったりとか、打ち合わせで使うしね。
ゆか
今までは、自分が不調から回復した経験もあって、テーマが〝食養生〟だったんだよね。腹八分目がいいし、消化にいいもの、負担の少ない中で美味しいと思えるものみたいにしていて。
それがいいと思う人もいれば、物足りなかったりする人もいて。
でもリニューアルからは、いい意味で、もう少し基準をゆるめて「おいしい」っていう気持ちを基準に、誰にでも開かれる場所になっていくような気がしてる!
かおる
うんうん、おしゃれとかよりおばちゃんがいて、「ほっ」とできる、普通のおいしい店って感じがいいよね。

2025年11月後半のメニュー
自分の可能性にフタをしない
かおる
ゆかが産休でいなくなっちゃうってときに、なんでひなちゃんは、MARLU私がやりますってなったの?
ひな
え、なんでだろ、、、自然と「私がやる仕事じゃん」って思って。
ゆか
それは聞いたことない。気になります!
ひな
MARLUって“じぶんを大切にする”ってテーマがあって、自分を大切にできるってことにまず気づくことがすごく大切だと思ったんですよ。私自身、KEIPEに入ってから、色々人生ごと考え方も変わって楽しく仕事できてるんですよね。自分で考えて、決めて、自分の可能性をちゃんと自分で開いていけるというか。それがすごく楽しくて。
かおる
なんか分かるよ。ここの人たちって、仕事に対してこういう価値観とか、働き方があるんだって驚くし、そういう可能性を開かせてくれる会社だなって、すごい感じてる。
ゆか
かおるさんってそんなによく会社のこと見ててくれてるんだ!すごい!笑
かおる
笑笑
MARLUだけじゃなくて、地域商社のお手伝いとかしててもすごく思うよ。こうしたらいいじゃん!やってみようよって声を上げる社員さんがいて、それがどんどん実現してさ。なんかとっても柔軟だよね。昨日も会社の代表の侑馬さんが「かおるさん、カゴMARLUに置きなよ〜!」って言ってくれたり笑
ひな
そうそう、勝手に可能性にフタをしていたけど、なんかやってみればできるじゃん!ってことに、私自身働くことを通して気づいていったから、そういう価値観をお客さんや社会に手渡せる店にもしていきたいなと思ってる。

かおる
ひなちゃんは、もう年齢的にも、子供も成人して落ち着いて来たよね。「みちえ、こっからやります!」って勢い、すごく感じるよ。
子供が成人してからでも、こうやって仕事で地域に還元していくチョイスがあるよって見せていけるよね。
なんかきっと今からもっと輝くんだろうって思うよ。
ひな
おお〜。嬉しい!なんか可能性を潰したくないじゃないですか。本当は子育てしてたって何者にでもなれるわけで。私もKEIPEに入るまで、子育てして主婦やってバイトして、生活していくためだけに働いてきたんだけど、KEIPEで働いて「何でもできるかも」に変わったんだよね。
かおる
輝いてるよ〜今!
ひな
だから、可能性にフタをしている人に、こういう経験や想いを伝えていくのは、使命だなって思ってる。
ゆか
子育てと主婦中心の生活が長いもんね!それってどうやって乗り切ってきたの?
ひな
いや〜もう流されて笑
こういうもんだって思ってて、色んなことができるって全く考えなかった。それが、今は自分ってこんなこともできる、あんなこともできるんだ!って感覚があって。そこに早い段階で気づける人が増えたらいいなって思ってる。だから、私がここをやりたいなって思ったんだよね。
かおる
それを私たちにもしてくれてるよ!おばちゃんたちもこの場で可能性を見つけて使ってもらえて嬉しいよ。
ひな
ひとりひとりが、やりたいことで輝いてる場所になりたいな。私自身、すごいルールとか常識に縛られちゃうタイプだから……だからこそね。伝えられることもあるかなと思ってる。
かおる
さらに、いい場所になるよ〜応援してる!

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