古道具と古材のお店 Cycle【小売業】

捨てられてしまう古材・古道具を活用したものづくりを通じて「地域資源が循環するまち」を目指す

発起人

渡辺一博 《KAZUHIRO WATANABE》
笛吹市出身。高尾在住。2児の父(7歳、10歳の娘)。趣味はトレラン、スキー、キャンプ、釣り、自転車、木工。早稲田大学 理工学部建築学科を卒業後、修士課程で都市防災、都市環境工学を専攻。2007年甲府市役所に入庁し、2018年より「まちづくり甲府」にも出向。その後、KEIPEと出会い入社。自転車で通える範囲で仕事をして、遊んで、買い物してが完結する暮らしが理想。

立ち上げストーリー

甲府市に勤めていた時に所属したまちづくり甲府では、「こどもマルシェ」や「まちなかテラス」というイベントを企画したり、公共空間の利活用社会実験などに携わってきました。当時は遊休不動産・公共空間など、まちなかであまり使われてない空間が魅力的になったらいいな、と思って活動していて、とても楽しく充実していました。でも公務員なので3年で異動。熱意があるものに一貫して関われないもどかしさがあり、そんな時にKEIPEと出会って、甲府というまちへの想いを事業にしていきたい!と入社を決意しました。

初めは施工できることが強みだったので、建物のリノベーションを中心に手掛けていましたが、やっていく中で、施工を請け負うだけだと、自分たちの価値観を伝える場を作ることがなかなか難しいことにも気づいて。リユースしきれず、どうしても廃棄してしまう家具や木材も問題に感じて、きちんと循環させたいなという想いが募っていました。

そこで、もっと能動的にアクションできる場、いらなくなったものに手を加えて、地域資源が健やかに循環していく拠点を、と考えて生まれたのが今の「Cycle」です。

実現までには、諏訪にあるRebuildingCenterJapanのスクールで構想をブラッシュアップしたり、本場ポートランドの視察にも行ってきて、DIY精神や、ものを使い続ける価値観を目の当たりにしてきました。

今は古道具の販売が多いCycleですが、空き家が溢れているのに、新築が建ち続けることにももったいなさを感じています。今あるものの価値を見直して、手を加えることで魅力的な空間を創っていきたい。それが積み重なり、まち全体がさらに魅力的になることを思い描いています。そして、「つくる・なおす・使い続ける」を楽しみながら暮らす、そんな文化が甲府に根付けばいいなと思って活動しています。

事業内容

現状は、家の解体などにあたって捨てられてしまう古材・古道具をレスキューさせていただいて、店舗で販売しています。また、古材を活用した什器の制作なども請け負っています。
今後はレスキューしてきた、古材や古道具を活用して甲府にある空き家をリノベーションして再生させていくということにチャレンジしていきたいです。

大切にしていること

  • 古いモノの良さに気づき、新たな使い方を見い出す

  • ただモノを売るのではなく、持ち主の想いも次の人に繋げる

  • 持続可能な取り組みで、甲府のまちに貢献する

💫 協業の可能性

1点ものの商品を探しに、ぜひ店舗へ足を運んでください。オンラインでお買い物できるメルカリShopsもオープンしたので、遠方の方はこちらも覗いてみてください。
また、古道具・古材回収のご相談も大歓迎です。
SNSのメッセージ、または電話にてご連絡ください。

そのほか、サーキュラーエコノミーにも関心があります。
捨てられてしまうものをレスキューしてきて売るだけじゃなく、捨てない仕組みまでデザインしたものづくりや、ものづくりの過程で廃棄されてしまうものを、もう一度商品化するような企画にもチャレンジしていきたいなと思っています。
一緒に企画・開発できるような方や企業様、自治体や教育機関からのお声がけもお待ちしています!
住所 / 甲府市城東1-15-1
駐車場 / 2台(店前) ▶︎Google Map
TEL / 080-4198-3452
定休日 / 月・火
営業時間 / 12:00〜18:00
変則的な営業日もあります。
InstagramやFacebookの更新をチェックしてご来店いただければ幸いです。
店主渡辺の想いや考えを発信しているnoteもぜひご覧ください📝
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